【横浜市鶴見区】ビジョントレーニングにも活用されるデュアルタスクの有効性 ~マルチタスクとの違いとは?!~

デュアルタスクが脳を活性化させる!?
日常生活での活用のポイントや注意点について

今回はデュアルタスクの有効性とマルチタスクのリスクについて説明させていただきます。
まず「タスク」の意味は「仕事、課題」です。
「デュアルタスク」と「マルチタスク」は非常に似ていますが効果は大きく異なります。
デュアルタスクを日常生活にも活用するポイントや注意点なども交えてそれぞれ順番に説明していきますね。

脳の前頭葉を活性化させるデュアルタスク

 デュアルタスクとは「身体」と「脳」を同時に使うことです。


 例えば
▶「ボールをパスしながらしりとりをする」

▶「全身でバランスをとりながら暗算をする」
などがあります。

デュアルタスクは身体と脳を同時に使うことで脳の前頭葉を活性化させる効果があります。

そのためデュアルタスクでのトレーニングは才能を開花させたい方や発達障害の特性を持つ方などお子さんだけでなく、大人の方やシニアの方にも有効です。

脳の機能を低下させるマルチタスク

 デュアルタスクとよく似たものにマルチタスクというものがあります。
 マルチタスクとは複数の作業を同時に、または短時間で切り替えながらこなす作業方法です。


例えば
▶電話をしつつ書類チェックする。
▶会議の議論に加わりながら議事録の作成を行う。
▶YouTubeを見ながらテレビやゲームを行ったりする。
などです。

 多くのことを同時に行うマルチタスクによって、短期的に効率や集中力が上がったように感じることはあるかもしれません。

しかしそもそも人間の脳は、マルチタスクを得意としていません

 実際には複数の作業を並行して行っているわけではなく、その都度「タスクを止めて別のタスクに切り替える」といった脳に負担がかかる作業を頻繁に行うことで対応しているだけなのです。

そのためマルチタスクを続けることで脳の機能低下が生じます。

 マルチタスクは脳に負担がかかりやすく、疲労も蓄積しやすくなります。
 マルチタスクを続けることで
▶脳が疲労することで前頭前野の機能が低下し、
▶物忘れによるミスが起こりやすくなったり、
▶判断力や集中力や記憶力が落ちたり、
▶自律神経のバランスが乱れて、
▶心身の不調が表れやすくなったりします。

1つの仕事や課題だけを行うシングルタスク

複数の課題を同時に行うマルチタスクに対してシングルタスクとは1つの仕事や課題にだけ集中して作業を進めることです。

マルチタスクと比較すると1つのことだけを行うためタスクの切り替えが少ないため脳への負担も少ないです。

そのため頭を使って考える仕事や、集中力が必要な細かな作業などに有効です。


まとめ デュアルタスクを活用するポイント マルチタスクとの違い

▶︎「複数の仕事や課題を同時に行なうマルチタスク」は脳に過度の負担をかけ疲労の蓄積により脳の機能を低下させてしまいます。
▶︎それに対して「身体と頭を同時に使うデュアルタスク」は脳の前頭前野を活性化することができます。
▶︎デュアルタスクとマルチタスクは物事を同時に行うという点で非常に似ていますが脳への影響は大きく異なります。

▶︎そのため「複数の仕事や課題を同時に行なうマルチタスク」ではなく「身体と脳を同時に動かすデュアルタスク」を行っていく必要があります。これらの違いを正しく理解することは重要です。

▶︎またスマホ社会で多くの情報が得られてしまう現代社会だからこそあえて必要な情報だけを選別し、シングルタスクで一つ一つの作業に集中することで脳への負担軽減し作業効率をアップさせることも必要なのかもしれません。

デュアルタスクはどれみのびじょんのレッスンにも活用されています

どれみのびじょんのレッスンではまずはシングルタスクのプログラムを実施していきます。それにより一つ一つの活動や遊びに集中して取り組むことができます。
そしてお子さんの状態やモチベーションなどに合わせて徐々にデュアルタスクのメニューも段階的に実施していきます。


このようにどれみのびじょんではお子さんの状態に合わせてプログラムを立案し、その子に合った活動や遊びを通じて発達支援を行っていきます。

大人にとってもデュアルタスクを活用したトレーニングは有効です。 日常生活で活用するためのポイント

デュアルタスクは大人にとっても効果があります。認知症の予防効果などもあるとも言われているためぜひ日常生活での活動に取り入れてみて下さい。

日常生活でも例えば散歩しながら暗算を行うなどのデュアルタスクで脳の前頭葉を活性化させることができます。

日常生活で活用するためのポイントは「身体と脳が喜ぶように楽しく続けられる範囲で行う」

▶︎負担のない範囲で行う:例えば歩いている時に暗算などの活動に集中し過ぎてしまって転倒などの事故にあってしまっては本末転倒です。まずは無理なく安全に行える範囲で行っていきましょう。

▶︎楽しく行う:どれみのびじょんのレッスンでもそうなのですが「本人がイヤイヤやっても効果は出にくいです」「本人が楽しみながら脳と身体が喜ぶ活動を行う」ことが重要です。

▶︎日常生活での動作と組み合わせて行う:新しく何かを始めるのではなく楽しく行える趣味や習慣としているものと組み合わせて行うのも良いかもしれません。例えば散歩が趣味なのであれば散歩しながら暗算やしりとりなど行うこともおすすめです。

このようにビジョントレーニングにも活用されているデュアルタスクでのトレーニングは子供だけでなく大人にとっても有効です。もっとよく知りたいという方はお子様だけでなく大人の方もぜひどれみのびじょんの体験レッスンに参加してみてください。

大切なのはとにかく楽しく行うことです!

どれみのびじょんではデュアルタスクを活用したビジョントレーニングで視覚機能や脳の前頭葉機能の向上を楽しめる活動を通じて行なっていきます。

楽しみながら全身で様々な感覚を感じて考えて遊びや活動を通じて行動していく。これが非常に重要であると思います。

最後までお読みいただきありがとうございます。

今回は「身体」と「脳」を同時に動かす「デュアルタスク」の有効性について説明させていただきました。同時に「マルチタスク」のデメリットについても説明させていただきました。私が感じたのが仕事や学校でも「マルチタスクが必要な場面」というものは結構多いですよね。日常生活でも一つ一つ対応したいけどそうも言ってられない場面が多いと思います。

しかし様々な事柄があってもその中で優先順位をつけて処理をしていくことが重要だと思います。一つ一つを計画的に処理していくことで大変だと思われたものも少しずつでも解決していけるのだと思います。

▶︎物事を計画し、円滑に遂行するための脳の機能がまさしく前頭葉機能なのです。デュアルタスクを用いた前頭葉機能のトレーニングは脳を活性化させ様々な問題に立ち向かい解決する力を徐々につけていくことが出来ます。

未就学児や小学生だけでなく大人の方もぜひご相談くださいね。

日常や学校生活でのつまづき、また大人でも仕事などでつまづきや生きづらさなどを感じておられる方々はこれらの感覚のバランスが整っていないことが非常に多い印象です。どれみのびじょんでは今後未就学児や小学生だけでなく大人へのビジョントレーニングも行っていきたいと考えております。ADHDやASDやグレイゾーンのお子さまだけでなく生きづらさを感じている大人の方もぜひご相談いただければと思います。
もちろん学業やスポーツで成果を出していきたい方々もご相談ください!

体験レッスン実施中です!

 現在どれみのびじょんでは体験レッスン受付中です。楽しみながら発達を促していくどれみのびじょんをぜひ体験してみてください!体験レッスンの詳細は下記リンクからご参照ください。

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IshikawaTakashi
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