【横浜市鶴見区】聴覚や触覚を育てる感覚統合あそび 目隠し鬼ごっこ

目隠し鬼ごっこで聴覚や触覚などの感覚が育ちます。

 こんにちは。どれみのびじょんの石川です。
 今回は感覚統合遊びとしての目隠し鬼ごっこをご紹介させていただきます。
 目隠しをして鬼ごっこや目隠しかくれんぼや目隠しチャンバラなどで楽しみながら遊ぶことで得られる効果について今回はご紹介させていただきます。

目隠し鬼ごっこのような遊びは、視覚を遮断することで聴覚や触覚などの他の感覚をフルに活用することを促し、感覚統合や原始反射抑制、そしてビジョントレーニングに多くの効果をもたらす可能性があります。

1.ビジョントレーニング(Vision Training)

  • 目隠し状態での遊びは、視覚と他の感覚(主に聴覚と触覚)の協調性を高めるためのトレーニングとなります。プレーヤーは、聴覚や触覚を頼りにして周囲の状況を把握し、行動を調整する必要があります。
  • このようなトレーニングは、視覚に頼らない状況での空間認識や方向感覚を向上させるのに役立ちます。

2.感覚統合(Sensory Integration)

  • 目隠し鬼ごっこなどの遊びでは、視覚情報が制限されるため、他の感覚(聴覚、触覚、固有受容感覚など)がより強調されます。これにより、脳が異なる感覚情報を統合する能力が向上し、感覚統合が促進されます。
  • 特に、目隠し状態での遊びは、身体の位置や動きをより意識的に感じ取る必要があり、固有受容感覚の向上に寄与します。

3.原始反射抑制(Primitive Reflex Inhibition)

  • 目隠し鬼ごっこなどの遊びは、手や体を制御するための原始的な反射の抑制を促進します。視覚情報が制限されると、身体の動きを制御するためにより多くの注意が必要となり、これが原始反射の抑制を支援します。
  • 例えば、鬼に追われる子供は、障害物を避けたり他のプレーヤーを避けたりするためにより緊密な身体のコントロールが必要となります。
 以上の効果は、遊びの体験が個々の人の発達段階や能力に合わせて適切に設計され、安全に行われることが重要です。また、指導者や保護者が遊びの中で子供たちをサポートし、適切なガイダンスを提供することも重要です。

 鬼になったお子さんは聴覚と触覚を総動員しながら探して行くことで楽しみながら聴覚と触覚や固有受容覚を育てていくことができます。

音の方向を聞き分ける(聴覚)や障害物を触った感じ(触覚)や力加減(固有受容覚)などの感覚が育つことで聴覚や触覚過敏の軽減や力加減などを行う力を育むことができるようになります。

 音の方向を聞き分けることや壁などの障害物に触れた感じや指先の力加減などの感覚が育っていくことで聴覚や触覚の手を使った動作が上手になっていきます。
 特に触覚が鈍感や過敏なお子さんや力加減が苦手なお子さんなどにとても有効な遊びです。

では実際の様子のご紹介です。

お子さんからの声

 音を出さないように静かに移動したり隠れたりするのは楽しい!耳で音を聞きながら探すのはドキドキする!目隠ししながら行うチャンバラごっこは最高だ!などとても楽しみながら聴覚や触覚などの感覚統合遊びを行うことができています。

保護者の方からの声

▶授業中先生の話や人の話をしっかりと聞けるようになってきました。

 以前は相手が話始めても聞き逃してしまうことが多かったのですが、少しずつ相手の話に耳を傾けられるようになってきたそうです。

 これは聴覚の発達により音の識別や必要な音に注意を向けることが上手にできるようになってきたからだと考えられます。

▶大きな音などにビックリしてしまうことが少なくなってきました。

 以前は大きな音にパニックになってしまうこともあったそうですが少しずつ聴覚過敏が軽減するようになってきたそうです。

 これは聴覚の感覚統合が行われたことで聴覚が整い、聴覚の情報を適切に脳内で処理できるようになったからだと考えられます。

▶夜トイレにいくのに怖がることがなくなりました。

 以前は一人で夜間トイレにいくことができなかったそうですが、薄暗い廊下なども平気になってきたようです。視覚の感覚統合により視覚情報が適切に脳内で処理できるようになったからだと考えられます。

▶歩いてて壁や人にぶつかってしまうことがなくなりました。

 以前は相手との距離間がつかみづらくぶつかってしまうことなどが多かったそうなのですが、自然と適切な距離をとることができるようになってきたそうです。これは触覚の感覚統合や視覚を用いずに空間を認知する能力がアップしたことにより壁や障害物までの距離感などの空間を把握する能力が向上したからであると考えられます。

▶ボールを投げることが上手になりました。

 目隠ししながら慎重に壁や障害物を触ったりすることは力加減などの固有受容覚を育てることにもつながるためスポーツでのパフォーマンスを向上させる効果もあると考えられます。

どれみのびじょんでは子供達の個性や状態に合わせて適切なプログラムを立案します。

 どれみのびじょんではお子さんの状態に応じて今回の目隠し鬼ごっこや目隠しをした状態でのアクティビティーなどその子にとって意味のある遊びなどでの運動メニューを立案し、サポートしながら実施していくことで、より効果的な効果を得ることができます。

 そしてなにより子供達が楽しみにスタジオに通って意欲的にレッスンをしてくれるのが脳の活性化につながります。
 楽しんで運動を行うことはビジョントレーニングの効果に大きくつながってくることです。
 どれみのびじょんは楽しみながらレッスンを行えることを大切にしています。

それによって感覚を育てつながりを強めていくことでつまづきの克服や才能開花を図っていきます。

 今回紹介させていただいた目隠し鬼ごっこや目隠しをした状態でのアクティビティーでは聴覚や触覚や固有受容覚(力加減)のつながりを強めることを目的としていましたがお子さんによって必要な要素は異なります。

 どれみのびじょんではそのお子さんにとって必要な要素を見極め、そのお子さんが必要とする感覚刺激が得られる意味のある遊びなどを通じてつまづきの克服や才能開花を図っていきます。

体験レッスン実施中です!

 現在どれみのびじょんでは体験レッスン受付中です。
 様々な活動や意味のある遊びを通じて子供たちの発達を促していくどれみのびじょんをぜひ体験してみてください!
 体験レッスンの詳細は下記リンクからご参照ください。

よろしければフォローお願いします!