【横浜市鶴見区】力加減が苦手なお子さん必見!原因と対策について

こんにちは。どれみのびじょんの石川です。
 子どもが遊びや日常生活の中で力加減がうまくできず、物を壊したり、友達とトラブルになることがあります。
 このような状況は親としても心配の種となります。力加減が苦手な子どもにはいくつかの原因が考えられ、それに対する適切な対策を講じることで、改善が期待できます。
 今回は、力加減が苦手な子どもの原因とその対策について詳しく説明します。
 力加減が苦手な原因には、感覚統合の問題、原始反射の残存、視覚の問題が関与しています。それぞれの問題と対策について、さらに詳しく見ていきましょう。

まずはスタジオに通うお客さまの声から

鉛筆がよく折れてしまいましたが軽減しています。

 以前は力加減ができずに筆圧が強すぎて鉛筆がよく折れてしまっていましたが、レッスンの実施とともに少しずつ折れることが少なくなってきています。
 力を加減するという意識が少しずつわかってきているのだと思います。
というお声をいただきました!!

 遊びやスポーツや学校の勉強などでも力加減は非常に重要な要素となります。
 力加減を意識する大きなきっかけとなったのがどれみのびじょんのレッスンを実施し、脳が活性化されたことが大きな要因であると確信しております。

レッスンで育まれるチカラ

スタジオに通うお子さんは全身を思い切り使うレッスンにて集中力や運動能力や読み書きする力だけでなくコミュニケーション力や自己肯定感の向上も効果として現れております。

力加減が苦手な原因

1. 感覚統合の問題

感覚統合は、感覚情報を脳が適切に処理し、行動に反映させる能力です。感覚統合の問題があると、力加減がうまくできないことがあります。具体的には以下のような問題が考えられます:

  • 触覚防衛反応:
    • 症状: 触覚に対して過敏に反応し、特定の触感を嫌がる。または触られることを極端に避ける傾向がある。
    • 影響: 筋肉の緊張が増し、力の調整が困難になる。
    • : 砂遊びや泥遊びを嫌がる、服のタグや特定の素材を嫌がる。
  • 固有感覚の不全:
    • 症状: 筋肉や関節からの感覚情報がうまく処理できず、力の強弱が適切に調整できない。
    • 影響: 自分の身体の位置や動きが把握しづらく、力のコントロールが不安定になる。
    • : ペンを強く握りすぎる、物を落としやすい。
  • 前庭感覚の不全:
    • 症状: バランスや体の動きの感覚がうまく取れず、力のコントロールが不安定になる。
    • 影響: 身体の動きがぎこちなく、力を適切に加減するのが難しくなる。
    • : ブランコに乗るのを嫌がる、走るとすぐに転びやすい。

2. 原始反射の残存

原始反射は、新生児期に見られる反射で、成長とともに統合されるべきものです。しかし、これが残存すると力加減が苦手になることがあります。

  • モロー反射:
    • 症状: 驚いたときに手足を広げる反射が残っている。
    • 影響: 突然の刺激に対して過剰に反応し、力のコントロールが不安定になる。
    • : 大きな音に過剰に反応する、驚くと物を落とす。
  • 緊張性迷路反射 (TLR):
    • 症状: 頭の位置によって全身の筋緊張が変わる反射が残る。
    • 影響: 頭の動きに伴い筋緊張が変化し、力の調整が難しくなる。
    • : 寝転んだ状態での活動が苦手、座っているときに姿勢が崩れやすい。

3. 視覚の問題

視覚からの情報を適切に処理できないと、力のコントロールに影響を及ぼします。

  • 深視力(遠近感や立体感)の問題:
    • 症状: 対象物との距離感がうまくつかめない。
    • 影響: 力加減が難しく、適切な力を加えられない。
    • : ボールをキャッチするのが苦手、物にぶつかりやすい。
  • 追視の問題:
    • 症状: 目で動く物を追う動きがうまくできない。
    • 影響: 視覚情報の処理が遅れ、適切なタイミングで力を加減できない。
    • : ボールを追いかけるのが苦手、動く物を目で追うのに時間がかかる。

対策

1. 感覚統合療法

感覚統合療法は、感覚の入力を通じて脳の処理能力を高め、適切な反応を引き出す方法です。

  • 触覚遊び:
    • 方法: 砂遊びや水遊び、粘土遊びなど、さまざまな触感を楽しむ活動を取り入れる。
    • 目的: 触覚の過敏さを緩和し、触覚防衛反応を減少させる。
    • : 砂場で遊ぶ、スライムを触る。
  • バランス運動:
    • 方法: バランスボールやシーソーなどを使った運動を行う。
    • 目的: 前庭感覚を鍛え、バランス感覚を向上させる。
    • : バランスボードに乗る、トランポリンで跳ぶ。
  • 固有感覚強化:
    • 方法: 重いものを運んだり、押したり引いたりする活動を取り入れる。
    • 目的: 筋肉や関節からの感覚を強化し、固有感覚の不全を改善する。
    • : 相撲をとる、おしくらまんじゅうで遊ぶ。

2. 原始反射抑制

残存している原始反射を統合するための特別な運動や活動を行います。

  • モロー反射の統合:
    • 方法: 安定した環境でゆっくりとした動きを繰り返し行う。
    • 目的: モロ反射を抑制し、突然の刺激に対する過剰反応を減らす。
    • : ブランコにゆっくり乗る、静かな環境での深呼吸。
  • 緊張性迷路反射 (TLR)の統合:
    • 方法: 頭の位置を変えながらのストレッチや、腹這いでの活動を通じて統合を促す。
    • 目的: 頭の動きに伴う筋緊張の変化を減少させ、姿勢や力のコントロールを向上させる。
    • : ヨガのポーズ、床での転がり運動。

3. ビジョントレーニング

視覚の問題に対処するためのトレーニングを行います。

  • 深視力(遠近感や立体感)トレーニング:
    • 方法: 対象物を遠近交互に見つめる練習を行う。
    • 目的: 距離感をつかむ能力を向上させ、適切な力加減を実現する。
    • : 手前と奥に置いたボールを交互に見つめる練習。
  • 追視の練習:
    • 方法: ゆっくりと動く物を目で追う練習を行う。
    • 目的: 視覚の追従性を高め、動く物体に対する反応を改善する。
    • : ペンライトを目で追う、動くボールを目で追いかける。

まとめ

力加減が苦手な原因には感覚統合の問題、原始反射の残存、視覚の問題があります。これらの問題に対処するためには、感覚統合療法や原始反射抑制、ビジョントレーニングなどの方法が有効です。各療法やトレーニングを組み合わせることで、子どもの力加減のコントロール能力を向上させることが期待できます。具体的な活動やエクササイズを通じて、感覚の処理能力を高め、適切な力の調整ができるようになることを目指しましょう。

どれみのびじょんはビジョントレーニングで発達の土台を作り、潜在能力の開花やつまづきの解決などを行っていくことでお子さんやご家族の明るい未来を創っていきます。

どれみのびじょんは視覚機能の観点からアプローチしていくことでひらがなが書けない、鏡文字になってしまうことなどの困りごとの解決のためのサポートを行っていきます。

 また視覚・触覚・固有受容覚(力加減)・聴覚・前庭覚(バランス能力)などの個々の感覚を育て、つながりを強化していくことでいきづらさの軽減や本来持っている潜在能力を開花していくことができます。

 子どもたちの「できた!」を増やし、ご家族の笑顔や明るい未来を作っていくことを私たちは目指していきます!

土台となる基本となる感覚がしっかりとすることで発達や成長が安定します。

  

 どれみのびじょんではまずは感覚のそれぞれの状態を把握した上でなぜそのような状態となっているか「見立て」を行った上で治療プログラムを立案します。

 お子さんの状態(5つの感覚を含む身体機能および精神機能面など)を把握した上で必要な「意味のある遊び」を立案、実施し「感覚のバランスやつながりを促進していく」ことを目指していきます。
 どれみのびじょんではお子さんの状態などによって適切にプログラムを立案していくことでより成果を出していくことができます。

体験レッスンでお待ちしてます!

 子供達の潜在能力を開花し「できた!」や自信や笑顔を増やしていくことが私たちの一番の喜びです!

 どれみのびじょんでは看護師および理学療法士として活躍しているスタッフがビジョントレーニングに加えて看護やリハビリの観点からもそれぞれの状態に合わせて丁寧に対応させていただきます。御興味持たれた方はぜひラインにてお問い合わせ下さい。

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