大人にとってのビジョントレーニングの有効性~安全運転、転倒予防、認知面の維持・向上~
ビジョントレーニングは子どもだけのもの?
「ビジョントレーニング=子ども向けの発達支援」
そう思っていませんか?
確かに、ビジョントレーニングは視覚の発達支援として広く知られるようになってきましたが、
実は今、“大人のためのビジョントレーニング”が注目を集めています。
特に注目されているのは、次の3つの効果です:
- 安全運転の維持
- 転倒予防
- 認知機能の維持・向上
今回は、理学療法士の視点から、なぜ大人にもビジョントレーニングが必要なのか?
その理由と効果的な取り組みについて、わかりやすく解説していきます。
今回の投稿にご興味持たれた方はぜひスタジオでレッスンを体験してみませんか?
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視覚機能と「安全運転」の関係
運転には「視力」だけでなく「視覚機能」が大きく関係しています。
こんな視覚スキルが運転には必要です:
- 周辺視野:左右から来る車や歩行者に気づく
- 跳躍性眼球運動:ミラーやナビ、標識を素早く見て切り替える
- 追従性眼球運動:前を走る車との距離感を把握し続ける
- 視覚処理速度:瞬時に状況を判断し、ブレーキやハンドル操作に反映する
しかし、これらの機能は年齢とともに少しずつ低下していきます。
よくあるケース:
- 「ブレーキが遅れてヒヤッとした」
- 「後方確認が遅れてクラクションを鳴らされた」
- 「標識を見逃してしまう」
これらはすべて、視覚機能の低下によって引き起こされる可能性があります。
つまり、安全運転の維持には“目のトレーニング”が不可欠なのです。
転倒予防に必要なのは「足元」より「目の力」
転倒の予防といえば、筋力やバランス感覚を鍛えることが一般的ですが、
実は「視覚」が大きなカギを握っています。
なぜなら:
- 足元の凹凸を“見る”ことができないとバランスを崩す
- 空間の奥行きがわからないと段差を踏み外す
- 人や障害物に気づくのが遅れるとぶつかって転倒する
特に高齢者の場合、視覚機能が低下していても自覚がないことが多く、
「なぜ転んだのかわからない」という方も少なくありません。
ビジョントレーニングで目指せること:
- 路面の状況に素早く気づく力を養う
- 目と体の連携(視運動協調)を高め、歩行の安定性を向上
- 障害物の回避反応をスムーズに
つまり、転倒予防には“視覚のリハビリ”が必要不可欠なのです。

認知機能と視覚の驚くべき関係
近年の研究では、視覚処理と認知機能(記憶・判断・注意)の深い関連性が示されています。
たとえば:
- 視覚刺激に素早く対応できると、注意力が高まる
- 複数の対象を視覚で整理できると、作業記憶(ワーキングメモリ)が強化される
- 空間把握力が高まると、日常生活動作(ADL)の自立につながる
視覚を使って「情報を選び、処理し、記憶する」という過程がスムーズになると、
脳全体の“使い方”も活性化されるのです。
ビジョントレーニングで期待できる認知面の変化:
- メモを取りやすくなる
- 話の流れを目で追いながら聞き取れる
- 頭が“整理されたように”スッキリ感じる
認知症予防や脳トレに取り組むシニア世代にとっても、視覚機能のアプローチは重要なポイントです。
具体的にどんなトレーニングを行うのか?
どれみのびじょんでは、年齢やニーズに合わせて以下のようなトレーニングを提供しています。
主なトレーニング内容:
- 眼球運動トレーニング:上下左右へのスムーズな視線移動
- 視覚注意トレーニング:必要な情報に集中し続ける力を育む
- 視空間トレーニング:立体的な位置関係の把握や遠近感覚の強化
- 視運動協調トレーニング:目で見て体を動かす一連の動作をスムーズにする

実際の支援例とご利用者の声
ケース1:70代男性・運転免許更新前の不安
「信号や標識が見づらくなった」と来所。視覚機能チェックで追視力と跳躍性眼球運動に課題。
→ 週1回のビジョントレーニングで、視線移動がスムーズになり、運転にも自信を取り戻す。
「再び一人で運転して、病院や買い物に行けるようになりました」
ケース2:60代女性・階段でのつまづきが頻発
空間認知と視運動協調のトレーニングを実施。足の出し方や視線の位置を意識する練習を導入。
→ 3ヶ月後には「階段が怖くなくなった」との変化が。
「見えていることと、体を動かすことがちゃんとつながってきました」
理学療法士の視点で見る「大人へのビジョントレーニング」の可能性
ビジョントレーニングというと「目の運動」のように感じるかもしれませんが、
本質は「目から得た情報を、正しく体と脳に届ける力を育てること」。
私は理学療法士として、子どもから高齢者まで幅広く関わってきましたが、
「目を鍛えることは、生きる力を整えること」だと実感しています。
- 自信をもって車に乗れること
- 外出先で転ばずに歩けること
- 毎日の暮らしがスムーズに進むこと
それを支えるのが、「見て」「判断して」「動ける」目の力なのです。

まとめ:人生100年時代を「見て動ける目」で支えよう
加齢によって視覚機能が落ちるのは自然なことです。
しかし、それを放っておけば、運動や認知、生活のあらゆる場面に影響してしまいます。
だからこそ、“今”から取り組むことがとても大切です。
- 安全に運転を続けたい
- 転ばずに歩きたい
- 頭の働きを維持したい
そう願うすべての方に、ビジョントレーニングは力になってくれます。
目を動かすこと、それは「人生を動かす」第一歩になるのです。
どれみのびじょん|横浜市鶴見区
理学療法士と看護師が運営するビジョントレーニング専門スタジオ
大人も子どもも、“見る力”から支える発達と健康

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