【横浜市鶴見区】網様体賦活系の活性化が授業中の居眠りや姿勢を改善させる~リハビリの観点からの困りごと解決のためのトレーニング~

リハビリテーションの視点からの発達支援〜網様体賦活系について〜

 こんにちは!どれみのびじょんの石川です。
 授業中に姿勢が崩れてしまう、ついつい居眠りをしてしまう、そんな悩みはないでしょうか?
 今回はそれらを改善させる助けになるかもしれない子供達の困りごとの軽減や才能開花などの発達支援に密接な関わりがある「脳幹網様体賦活系」についてリハビリテーションの観点からの視点も含めて書いていきたいと思います。

網様体賦活系を活性化させるためには感覚入力が効果的です。
感覚入力を積極的に行っていく事で姿勢や覚醒状態の改善にも効果があります。

させ リハビリテーションの視点からも網様体賦活系を活性化させるためには感覚入力が非常に効果的です。例えば足底からの荷重感覚は前庭系を活性化させます。それによって下肢伸筋群の抗重力伸展活動を活性化すると考えられています。
 また足底からの情報は小脳を介し脳幹網様体による抗重力的な姿勢制御機構を活性化すると考えられています。
 つまり足裏への刺激が姿勢コントロールに非常に効果的であるということです。

このように様々な感覚入力が脳を刺激し、覚醒状態や注意力、姿勢や精神面の状態をコントロールするチカラを養うことができるようになります。

・「脳幹網様体賦活系」とは?

 脳幹網様体賦活系は脳の脳幹にあります。
 脳幹の網様体核という構造を中心に脳幹網様体賦活系は構成されています。

・網様体賦活系の機能

 網様体賦活系は
 ▶覚醒や注意
 ▶興奮と抑制の反応
 ▶ストレス応答など
 脳の活動を調節する役割を果たす神経系の一部です。
 この系は、脳幹にある網様体核という構造を中心に構成されており、覚醒度や注意力の調整に重要な役割を果たします。

膨大な感覚のフィルターの役割を果たすことで脳内の平和を守る役割も果たしてくれます。

 外部から得られる膨大な感覚情報のフィルターの役割を果たします。例えるなら騒がしい教室の中で先生の話など必要なものだけを聞き分けるようなことです。
 このように脳内の感覚情報の交通整理して必要な情報だけ脳に届けるというとても重要な役割を果たしています。
 膨大な感覚情報を適切に交通整理する。これは脳の平和を守るおまわりさんのような役割を果たしているということができると思います。

網様体賦活系が十分に機能せず、脳内での感覚情報の交通整理がうまくいかないと・・・

感覚の交通整理がうまくいかないことで様々な問題が生じてしまいます。
脳内の感覚情報の円滑な情報整理によりこれらの問題は軽減させることができます。

・網様体賦活系が活性化されることでの効果

①覚醒が調節できるようになる:

 朝寝坊せず起きれる、授業中しっかり起きて授業を受けることができる、夜はスムーズに入眠できる。

②注意の制御が出来るようになる:

 様々な情報の中から必要な情報だけを選択して認識できるようになる。例えば騒がしい教室の中でも気を取られずにしっかりと先生の話を聞き逃さず聞くことができるようになります。

③感情のコントロールができて落ち着けるようになる:

 神経細胞の興奮と抑制を調節することで、脳のバランスを保ちます。興奮が優勢な場合は覚醒や活動が高まり、抑制が優勢な場合はリラックスや休息が促されます。

・網様体賦活系を活性化させるには

1.運動と運動療法

 体を動かすことは、網様体を刺激し活性化させる効果があります。遊びやスポーツを通じた運動活動や、理学療法士や作業療法士による専門的な運動療法が役立ちます。

2.視覚刺激の提供

 視覚刺激は網様体を刺激し、視覚的な情報処理を促進します。色や形の変化を伴う視覚刺激や、視覚的なゲームやパズルを通じて、網様体賦活系を活性化させることができます。

3.音楽と音響療法

 音楽は脳を刺激し、感情や運動といった様々な機能に影響を与えます。リズムを感じる活動や、楽器演奏、音楽療法などを通じて、網様体賦活系を活性化させることができます。

4.感覚統合療法

 感覚統合療法は、異なる感覚情報を統合し、身体や脳の機能を調整することを目的としています。バランス感覚や体の位置感覚を刺激する活動や、触覚や聴覚など他の感覚との統合を促す活動が網様体賦活系の活性化に役立ちます。

感覚遊び

5.遊びを通じた学習

 遊びを通じた学習は、子どもの興味を引きつけながら網様体賦活系を活性化させることができます。パズルやブロック遊び、造形活動などを通じて、創造性や問題解決能力を養うことが重要です。

6.日常生活の工夫

 日常生活の中での工夫も重要です。例えば、食事や睡眠のリズムを整えることや、環境の変化を取り入れることで、網様体賦活系を刺激することができます。

7.言語刺激の提供

 言語刺激は網様体賦活系を活性化させる重要な要素です。会話や読書、音声を使ったゲームなどを通じて、言語能力を促進し、網様体賦活系を活性化させることができます。

これらのアプローチを組み合わせることで、小児の発達を総合的に支援し、網様体賦活系の活性化を促すことができます。

 

どれみのびじょんでは看護師や理学療法士の国家資格をもつスタッフが「意味のある遊び」を通じて様々な視覚刺激や感覚統合などを目的としたアプローチを行うことができます。

脳への感覚情報の入力が脳の活性化や発達にはとても重要です。

 
 解剖学やリハビリテーションの観点からは特に刺激的な課題や運動や様々な感覚を使った外部からの刺激入力を行うことが重要です。

スタジオに通うお子様や親御様からいただいたお声を紹介させていただきます。

▶登校しぶりを克服できた事例はこちら

▶テニスや逆上がりが上手になった

▶授業中座っていられないことや集中できないことなどを克服

▶苦手だった勉強や体育を克服できました。

▶聴覚過敏を克服した事例

▶おちついて話をきけるようになりました

▶自らすすんで発言するようになりました。

▶苦手なテストで100点とれたよ

これらのように楽しくレッスンを行うことで様々な変化が起こっております。

規則正しい生活も非常に大切です。


 また食事や睡眠や運動など規則的な生活や音楽やリズムやリラクゼーションなども大切です。どれみのびじょんでは心と身体を整える療育整体によってストレスの軽減や不眠の改善や便秘などの問題解決もお力になることができます。


 ただし、個人差があるため、どの方法が最も効果的かは人によって異なる可能性があります。網様体賦活系を活性化させる際には、自身の体調や好みに合った方法を選択することが大切です。

とにかく楽しみながら思い切り全身を動かしていくことが重要です。

お子さんの場合は特にその子の特性や身体機能に合ったものを選択し、楽しみながら活動していくことが非常に重要であると思います。
どれみのびじょんではお子様の状態に合わせた適切な運動プログラムで発達支援を行うことができます。

・どれみのびじょんは子供たちの特性に合わせた網様体賦活系を活性化させるアプローチを行います。

 子供達の発達に必要な感覚刺激をたくさん受けられるように楽しんで行えるように配慮していきます。網様体賦活系を活性化させるにはやらされるのでは無く、とにかく楽しんで行うことが非常に重要なのです。

 また感覚統合のブログでも書きましたが必要な個別の感覚刺激(視覚、触覚、平衡感覚、固有受容覚、聴覚など)を発達させてその上でそれらの感覚を連携して感じて動いていけるように遊びや活動などを通じてアプローチしていきます。感覚が整ってくることで感じ方が変わってきて精神的な安定性や普段からの行動も変わってきます。


 具体的な運動や活動の内容は運動や動作指導のスペシャリストである理学療法士やお子さんの気持ちに寄り添い精神的なフォローも行える看護師が考えて実施していきます。

・ぜひ体験レッスンに来てください!

発達に不安があるお子さんだけでなく特技や習い事などをもっともっと上手くなっていきたいお子さんなどスタジオでお待ちしております!

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