忘れ物が多い子必見!

視覚で身につける記憶力アップ術

こんにちは!
「子育てのみかた どれみのびじょん」理学療法士の石川隆志です。

「ランドセルに入れたはずのプリントがない…」
「毎朝、持ち物チェックが大騒ぎ」
「本人はやる気があるのに、忘れ物で叱られてしまう」

そんな悩みを抱える保護者の方、多いのではないでしょうか?

実は、忘れ物の多さには視覚的な記憶や段取り力の発達が深く関係しているんです。

1. 忘れ物が多いのは“記憶力の問題”ではない?


よくある誤解

  • 「もっと意識すれば忘れないはず」
  • 「ちゃんと覚える練習をしないとダメ」
  • 「注意力が足りないだけ」

…と思われがちですが、実際には、
“記憶の仕組み”そのものに問題があるケースも少なくありません。


ポイントは“視覚”と“段取り力”

  • 頭の中で「やること」や「必要な物」を映像として描けているか
  • それを順番に処理する「段取り力」があるか
  • そして、実行する時に“視覚的な手がかり”があるか

2. 忘れ物が多い子の特徴

特徴行動例
視覚記憶が弱いプリントの内容や見たものをすぐ忘れる
順序立てが苦手持ち物の準備が段取り通りに進まない
注意がそれやすい声かけの途中で違うことを始める
イメージ化が苦手「なにを持っていくか」が頭の中で整理できない

3. 視覚支援を活用しよう!

忘れ物が多い子には、「言葉」より「見える化」が効果的です。

  • チェックリスト
  • 写真付きの持ち物カード
  • 色分けされたポーチやケース
  • 視覚スケジュール(朝の準備→出発の順)

4. 視覚を使った記憶力アップトレーニング3選


①「毎日チェックカード」

やり方:

  • 子どもと一緒に“朝の準備カード”や“持ち物カード”を作成
  • ラミネートしてホワイトボードマーカーでチェックできるようにする

ねらい:

  • 記憶に頼らず「視覚で確認する習慣」づくり
  • 自分で“できた!”を確認する経験が増える

②「ビジョン記憶クイズ」

やり方:

  • トレイの上に5~6個の小物を並べて10秒見せる
  • 目を閉じて、何があったか答える or 書く

ねらい:

  • 視覚記憶・短期記憶のトレーニング
  • 書く→思い出すの練習にもつながる

③「自分だけのマイルール作戦」

やり方:

  • 「水筒はドア横」「連絡帳は赤ファイル」など
  • 覚えやすいルールを子ども自身と一緒に決める

ねらい:

  • 自分で考える → 実行する力を育てる
  • 主体性が芽生えると「やってみよう!」の気持ちが高まる

5. 実際の支援事例

小2男子:「忘れ物王」から「準備マスター」へ!

Before:

  • 学校に行くたびに何かを忘れていた
  • 支度に30分以上かかり、朝からイライラ…

支援内容:

  • 「見える化」チェックカードを導入
  • 準備手順を写真とイラストで表に
  • 毎日5分の“準備ゲーム”で習慣化

After(3週間後):

  • 自分から「今日は全部持ったよ!」と確認
  • 忘れ物がなくなり、朝の時間がスムーズに!

保護者の声:
「“声をかける”ことばかりだったのが、“見て伝える”に変えただけで、こんなに変わるとは思いませんでした。」

6. まとめ

忘れ物が多いのは、ただの不注意ではありません。
その裏には、

  • 記憶の仕組みの未発達
  • 段取り力の不足
  • イメージ化の困難さ

が潜んでいることもあります。

だからこそ、「言葉」ではなく「見える化」でサポートすることが大切です。

どれみのびじょんの支援スタイル

私たちは、

  • ビジョントレーニング・視覚支援・感覚統合の視点から
  • 一人ひとりの“準備の苦手さ”を分析し、
  • 親子で楽しく取り組める工夫を提案しています。

忘れ物を減らすことは、“自信”を増やすこと。
「できた!」を積み重ねていきましょう!


次回予告!

次回は、
【本やノートに顔を近づける子ども…もしかして視力だけの問題じゃない?】
をお届けします!

どれみのびじょんでは子供達の個性や状態に合わせて適切なプログラムを立案します。

 どれみのびじょんではお子さんの状態に合わせて視覚機能の向上や感覚統合や原始反射統合や療育整体などを包括的にアプローチすることでより効果的な効果を得ることができます。

 子供達が楽しく、意欲的にレッスンをすることが脳の活性化につながります。
それがお子様の大きな成長につながっていきます。どれみのびじょんは楽しみながらレッスンを行えることを大切にしています。

 

体験レッスン実施中です!

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 様々な活動や意味のある遊びを通じて子供たちの発達を促していくどれみのびじょんをぜひ体験してみてください!
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IshikawaTakashi
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