【横浜市鶴見区】視覚機能の問題「見えにくさ」で生じる事柄 視覚機能の向上で学習障害の克服やスポーツや様々な活動の才能が開花のきっかけとなる?!

 こんにちは!どれみのびじょんの石川です。お子さんの勉強やスポーツが苦手、日常生活でのつまづきがあって困っている、そんなことはよくありますよね?今回の投稿は学習障害などでお困りの方は特に必見です。

今日は視覚機能の問題が学習や日常生活や社会的交流などについて与える影響などについてお話ししていきたいと思います。

「視覚機能」の重要性について

 私たちが外部から得られる情報の約8割が視覚です。そのため視覚が日常生活に与える影響というものは非常に大きなものです。

視覚の不具合に気づけていないケースも多くあります。


 しかし子供がもし「見えにくさ」を生じていた場合にそれを気づくことができるでしょうか?

この子はちょっとミスしやすいな、天然の気質があるな、などと感じることはないでしょうか?

しかしそのように感じていてもその原因に気づくことはできないかもしれません。この子はちょっと変わっているから、そういう性質の子だから、そんな感じで終わらせてしまっていることがほとんどかもしれません。

気づきにくい視覚機能の問題

 子供は自分と他者の「どのように見えているか」を比較することができません。おそらく生まれた時から生じている「見えにくさ」を「あたりまえのもの」として受け入れていることがほとんどかもしれません。
 そのためお子さんの生活や勉強などでの「つまづき」に気づいた周囲の大人が対応していくことが極めて重要となってきます。

 「見えにくさ」は、視覚の問題や障害によって引き起こされる状態を指します。見えにくさが日常生活に与える問題は、個人によって異なりますが、以下に一般的な問題のいくつかを挙げます。

学習の困難さ

 「見えにくい」ことは、学習において困難を抱えることがあります。教室での黒板の文字や教科書の文字が読みにくい、情報の整理や視覚的な理解が難しいなどの問題が生じます。これによって、学習の遅れや理解の欠如が生じる可能性があります。

日常生活の制約

 「見えにくい」ことは、日常生活のさまざまな活動に制約が生じることがあります。例えば、自分の身の回りの物を見つけるのに困難を感じる、移動や運動の際に安全性が懸念される、看板や標識を読むのに時間がかかるなどです。これによって、独立性や自己決定の能力が制限される場合があります。

社交的な困難

 「見えにくい」ことは、他の人とのコミュニケーションや社交活動において困難を抱えることがあります。表情やジェスチャーの読み取りが難しい、他人の視線や身振りを正確に把握できないなどの問題が生じます。これによって、社交的な関係やコミュニケーションの円滑さに影響が出る場合があります。

自信の低下やストレス

 「見えにくい」ことに悩んでいる人は、視覚に関連する日常生活の様々な活動に制約や困難を感じることがあります。これによって自信が低下し、ストレスを抱える可能性があります。

ビジョントレーニングの理論

 ビジョントレーニングは、視覚能力を向上させるためのトレーニング方法です。視覚能力を高めることで、視力や目の運動制御、視覚情報の処理などを改善し、日常生活や学習、スポーツなどでのパフォーマンス向上に役立ちます。

1. 視覚システムの可塑性

 ビジョントレーニングの理論の基本は、脳や視覚システムの可塑性(プラスチシティ)に基づいています。可塑性とは、脳や神経系が経験やトレーニングによって変化し、新たな接続を形成する能力のことです。視覚システムも可塑性を持ち、適切な刺激やトレーニングによって改善や修復が可能とされています。

2. 視覚トレーニングの目標

 ビジョントレーニングの目標は、以下のような点に焦点を当てています。
ただ単にしっかりと見て認識する、だけではなくその上で適切に判断して行動するところまでを目標としています。

a. 視力の向上

 ビジョントレーニングは、視力の向上を目指します。視力の改善には、眼球の筋肉や視覚神経の強化、焦点の調整能力の向上などが含まれます。

b. 目の運動制御の改善

 目の運動制御は、目の追従や結節反射といった能力を指します。ビジョントレーニングは、これらの能力をトレーニングすることで、目の正確な追跡や視線の制御を向上させます。

c. 視覚情報処理の最適化

 ビジョントレーニングは、脳が受け取った視覚情報を効果的に処理する能力を改善することを目指します。これには、視覚的な注意の向け方や判断能力、速読などが含まれます。

d. 感覚統合や原始反射抑制などによる身体機能の改善

 お子様の状態に合わせた感覚統合や原始反射抑制などを目的とした運動療法を実施していくことで自身の身体機能の向上を図ることができます。

3. ビジョントレーニングの手法

 ビジョントレーニングには、さまざまな手法やアプローチがあります。以下に代表的な手法をいくつか挙げます。

a. アイ・エクササイズ

 アイ・エクササイズは、目の筋肉を強化し、視力を向上させるための運動や体操です。これには、視線の移動や焦点の調節、視野の拡張などが含まれます。例えば、遠くの物体を見たり、近くの物体を注視したりする運動を行ったり、指を追いかける運動を行ったりすることがあります。

b. 視覚刺激の活用

 ビジョントレーニングでは、特定の視覚刺激を使用して視覚システムを刺激します。例えば、コントラスト感度を向上させるために、明るさや色彩の違いを利用した視覚刺激を使うことがあります。また、視野の拡張や視覚的な注意の向け方をトレーニングするために、視覚刺激を使った課題やゲームを行うこともあります。

c. 視覚認識のトレーニング

 ビジョントレーニングでは、物体や図形の識別や追跡などの認識能力をトレーニングすることもあります。これによって、脳が視覚情報をより効率的に処理し、正確な判断を行えるようになります。例えば、パズルや視覚的な課題を解くことで、認識能力を向上させることがあります。

d. 感覚統合や原始反射抑制などを目的とした全身運動

 視覚だけでなく触覚・聴覚・固有受容覚・平衡感覚などのバランスを整え、原始反射を抑制していくことで身体機能のパフォーマンスを向上させます。
 視覚機能(見るチカラ)が育っていないとさまざまなつまづきの原因となります。
 視覚機能を育てることでさまざまなつまづきなどの改善を図ることができます。

4. ビジョントレーニングの効果

 ビジョントレーニングは、これらの見えにくさによる問題を改善するための一手段として有用です。視力や視覚的なスキルの向上により、日常生活での見えにくさに対する対応能力が向上し、日常生活での「困難さ」や「つまづき」の克服により充実した生活を送ることができるようになります。

  どれみのびじょんでは現状の「見るチカラ」をチェックしたうえで状態に合わせたプログラムの立案・実施を行くことで日常生活などでの「困難さ」を解決していくことでこどもたちの「できた!」を増やし自己肯定感の向上させます。


 最初にも述べましたが子供の「見えにくさ」によるつまづきは周囲の大人が気づいて対処してあげることが非常に重要となります。まずは現状の「見るチカラ」の確認が対処への第一歩となります。ぜひどれみのびじょんにご相談いただければと思います。

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IshikawaTakashi
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