集中力が続かない小学生に試したい
遊び感覚トレーニング3選
こんにちは!
「子育てのみかた どれみのびじょん」理学療法士の石川隆志です。
「うちの子、ちょっとしたことで気が散ってしまって…」
「宿題を始めても5分で席を立ってしまう」
「集中力が続かず、やる気があるのに長く取り組めない」
こうしたご相談を、保護者の方からよくお聞きします。
今回の投稿にご興味持たれた方はぜひスタジオでレッスンを体験してみませんか?
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1. 子どもの集中力が続かない理由とは?
大人から見れば「やる気がないのかな?」と思ってしまいがちですが、
実は、集中力が続かない背景には“感覚の過敏さ”や“身体の安定性の未発達”が隠れていることがあります。
よくある“集中力が続かない子”の特徴
- 座っていても体がゆらゆら
- すぐに別のことに気が向いてしまう
- 注意された内容をすぐに忘れる
- 聴覚や視覚への刺激に過敏で、気が散りやすい
これらはすべて、感覚統合の観点からみると“統合がうまくいっていないサイン”ともいえます。
2. 感覚統合の視点で見る集中力
私たちの脳は、目・耳・体の感覚を統合して「集中する状態」を作っています。
つまり、集中力とは脳の働きだけでなく、身体の安定性・感覚の整理力が大きく関わっているのです。
集中力に影響を与える主な感覚
| 感覚 | 説明 | 集中にどう関わるか |
|---|---|---|
| 前庭感覚 | バランス・動き・傾きを感じる力 | 座位保持・注意の持続に重要 |
| 固有感覚 | 筋肉や関節からの体の動きを感じる力 | 姿勢保持・動きのコントロール |
| 聴覚・視覚 | 情報を取り込む主要な感覚 | 注意の分散・選択的注意に関与 |
| 原始反射 | 乳児期の動きを助ける反射 | 統合されていないと無意識の反応が集中を妨げる |

3. 遊びながら集中力を育てる!トレーニング3選
① 「ふわふわ羽キャッチ」トレーニング
やり方:
- 鳥の羽やティッシュをふわっと舞わせ、それを見て追ってキャッチ!
ねらい:
- 視線の追従力(追視)を育てる
- 集中力と“タイミングを合わせる力”を育成
- 前庭感覚と視覚の協応を刺激
② 「おしぼりねじねじレース」
やり方:
- 濡らしたおしぼりを全力でねじる→どれだけ水を絞れるか勝負!
- もしくはぞうきんがけタイムアタックもおすすめ!
ねらい:
- 固有感覚(力加減・手の使い方)を育てる
- “体を通じた集中の維持”を遊びの中で養う
③ 「クマ歩きの的あてゲーム」
やり方:
- クマ歩きの姿勢(手足を床につけてお尻を上げた四つ這い)で前進
- 到着地点でボールを投げて的を当てる!
ねらい:
- 体幹・前庭感覚・視覚の連携向上
- “集中して目的を果たす”遊びとして自然に集中力が身につく
4. 実際の支援事例
小1男子:「5分も座っていられなかった子が…」
Before:
- 宿題を始めてもすぐ立ち上がる
- 教室でも姿勢が崩れて注意が多かった
支援内容:
- クマ歩き・羽キャッチ・おしぼりねじりなどをプレイ感覚で実施
- 集中が切れそうなタイミングで「体を動かしてから再開」をルール化
After(2ヶ月後):
- 自分から「今日は○分頑張る!」と決めて取り組むように
- 授業でも「集中できる時間」が長くなり、注意も減少
保護者の声:
「“集中しなさい”と声をかけるだけでは伝わらない理由がわかりました。“体から整える”って本当に大切なんですね。」

5. まとめ
集中力は、“心の力”というより、“体の準備”で大きく変わります。
- 感覚統合が整っていない
- 身体が不安定で姿勢保持が難しい
- 無意識の反応(原始反射)が影響している
そんなお子さんには、遊びの中で自然に感覚と集中力を育てるトレーニングがおすすめです。
「できない」を叱るのではなく、
「できるようになる道筋」を一緒に探していきましょう!
どれみのびじょんの支援スタイル
私たちは、
- 感覚統合・原始反射統合・ビジョントレーニングの専門的視点から
- 「体から整えて集中力を育てる」支援を行っています。
理学療法士と看護師の連携で、
“できない”を“できた!”に変える仕組みを、遊びの中に組み込んでいます。

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