“遊び”が子どもの発達を育てる理由とは?
感覚統合的な視点で見る日常あそびの力
こんにちは!
「子育てのみかた どれみのびじょん」理学療法士の石川隆志です。
「この子、遊んでばかりで大丈夫かな…」
「どうせ遊ぶなら勉強してほしい…」
そんなふうに思ってしまうこと、ありませんか?
でも実は、“遊び”は子どもの発達を育てる最高のトレーニングなのです!
今回の投稿にご興味持たれた方はぜひスタジオでレッスンを体験してみませんか?
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1. 子どもにとっての“遊び”の役割
“遊び”には、発達に必要なすべての要素が詰まっています。
| 遊びの種類 | 育つ力 |
|---|---|
| ごっこ遊び | 社会性・想像力・言葉の力 |
| ブロック遊び | 指先の操作・空間認知・創造力 |
| 鬼ごっこ・かけっこ | バランス・瞬発力・状況判断 |
| 粘土・お絵描き | 感覚の統合・手先の器用さ・表現力 |
子どもは遊びを通して、身体・感覚・思考・感情を同時に育てているのです。
2. 感覚統合の視点から見る“遊び”の力
感覚統合とは、
脳が様々な感覚を整理し、適切な行動や反応につなげる力。
日常の遊びの中には、この感覚統合を育てるチャンスがたくさんあります!
■ 前庭感覚:ブランコ、ぐるぐる回転、バランス遊び
→ 姿勢や集中力の土台に
■ 固有感覚:綱引き、クッションジャンプ、動物歩き
→ 身体の動きの正確さ、安心感
■ 触覚:砂遊び、水遊び、粘土あそび
→ 感覚の敏感さ・鈍さの調整、情緒の安定
つまり、「今日はたくさん遊んだね!」という日は、
子どもの脳と身体がたくさん成長した日でもあるのです。

3. 原始反射の統合にも“遊び”が有効!
原始反射(赤ちゃん期に見られる反応)が残っていると、
姿勢や行動に影響することがあります。
その統合にも、実は“遊び”が効果的です。
■ クマ歩き・ワニ歩き
→ ATNRやSTNRの統合に
■ 体を丸める・伸ばす全身運動
→ モロー・TLRの統合に
遊びは、楽しい中で体と脳を刺激し、反射を自然に統合していく力があるのです。
4. 家庭で取り入れたい!おすすめ感覚統合あそび3選
① 動物歩きチャレンジ(前庭+固有感覚)
やり方:
- クマ歩き(手足を交互に)
- カエルジャンプ(両手をついてジャンプ)
- ワニ歩き(体を低くして進む)
ねらい:
- 体幹の安定
- 原始反射の統合
- 全身の協調運動
② お宝さがしゲーム(視覚+空間認知)
やり方:
- 部屋に小さな“お宝”を隠し、ヒントを出して探す
- タイマーを使ってゲーム性アップ!
ねらい:
- 目で探す力(視覚探索)
- 空間の把握・ルール理解・思考力
③ ふわふわ羽キャッチ(追視+集中力)
やり方:
- 羽やティッシュを空中に投げて、目で追ってキャッチ!
ねらい:
- 視線のコントロール
- 感覚刺激への集中と調整
- 落ち着いて取り組むリズム作り

5. 実際の支援事例
小2女子:「外遊びが苦手だったけど…」
Before:
- 運動が苦手で公園に行きたがらない
- 人と関わることも避けがちで孤立
支援内容:
- ブランコ、風船バレー、動物歩きなどを室内で導入
- 楽しさ重視で「遊び感覚」のトレーニングにシフト
After(2ヶ月後):
- 自分から「外で遊びたい」と発言!
- 同年代の子と遊ぶ時間が少しずつ増えた
保護者の声:
「“遊び=学び”ということが実感できました。今では毎日が成長の連続です!」
6. まとめ
遊びは、子どもにとって単なる「暇つぶし」ではありません。
- 感覚の土台を整える
- 原始反射の統合を促す
- 身体と脳の発達をうながす
- なにより「楽しい!」という感情が学びを引き出す
それが“遊びの力”です。

どれみのびじょんの支援スタイル
私たちは、
- 「遊びこそが最高の発達支援」という信念のもと
- 感覚統合・原始反射・リハビリテーションの知識を応用し
- 一人ひとりに合った“遊びを通じたサポート”を行っています。
子どもの「遊びたい!」は、発達の可能性そのもの。
その声を、私たちは全力で応援していきます!

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