【横浜市鶴見区】お子さんの“困りごと”から“強み”へ!
発達支援に必要なポジティブな視点
こんにちは!
「子育てのみかた どれみのびじょん」理学療法士の石川隆志です。
子育てをしていると、どうしても目に留まるのはお子さんの「困りごと」ではないでしょうか?
- 落ち着きがない
- 言葉が遅い
- こだわりが強い
- 集団にうまく入れない
そんな“育てにくさ”に直面すると、
「うちの子、大丈夫かな…」と不安になることもあると思います。
でも実は、
その“困りごと”の中には、お子さんの個性や強みのタネが隠れていることがあるのです。
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1. 「できないこと」ばかりに目を向けすぎていませんか?
支援の現場では、
「発達の遅れをどう補うか」ではなく、
「今ある力をどう育てていくか」という視点がとても大切です。
私たちはよく、「マイナスをゼロに戻す」のではなく、
「マイナスに見えるものの中からプラスを育てる」という支援を目指しています。
たとえば──
- 落ち着きがない子 → 好奇心旺盛でエネルギーにあふれている
- こだわりが強い子 → 細部に気づく観察力・一貫性がある
- 集団が苦手な子 → 一人でじっくり取り組む力がある
- 言葉が遅い子 → 非言語の表現や感覚で豊かなやり取りができる
「その子の“困りごと”を、別の角度から見てみる」ことで、
新しい可能性が見えてくるのです。
2. 感覚統合の視点で見えてくる“個性”
感覚統合とは、
身体に入ってくるさまざまな感覚(視覚・聴覚・触覚・前庭感覚など)を整理して、
生活や学びに活かす力のことです。
感覚のアンバランスさは、行動や学習にも影響します。
たとえば──
- 触覚が過敏 → 洋服や集団の接触を嫌がる
- 固有感覚が弱い → 姿勢が崩れやすく、集中が続かない
- 聴覚が敏感 → 大きな音で驚いてしまう
こうした状態を「わがまま」「性格の問題」として片づけてしまうのではなく、
「感覚の感じ方が違うんだ」と理解するだけで関わり方が大きく変わるのです。

3. 実際の支援事例「困りごとが“強み”に変わった瞬間」
小2男子:「落ち着きがない」が「発想力の豊かさ」に
Before:
- 授業中、すぐ席を立ってしまう
- 発言も多く、空気が読めないと指摘される
支援内容:
- 前庭感覚と固有感覚を整えるための運動遊びを導入
- ビジョントレーニングで目の使い方を調整
- 日常で「発言のタイミングを感じる」練習を段階的に
After(3ヶ月後):
- 自分の感情を言葉で表現できるように
- アイディアを出す力が認められ、学級会で活躍!
保護者の声:
「“落ち着きのなさ”が“創造力の高さ”に変わったのを感じました。周囲も少しずつ理解してくれています。」
4. 家庭でできる!ポジティブな声かけのコツ3選
① 「ダメ」より「できたね!」
- ×「また立っちゃったの?」
- ○「今3分間も座っていられたね!」
ねらい:
行動の中の“できた部分”を拾い上げることで、自己肯定感を育みます。
② 「なぜ?」より「どうした?」
- ×「なんでそんなことするの?」
- ○「どうした?困ったことがあった?」
ねらい:
叱責ではなく共感から入ることで、安心して本音を話せる環境に。
③ 「やめなさい」より「こうしてみようか?」
- ×「やめて!」
- ○「こうするともっといいかもよ!」
ねらい:
禁止よりも“選択肢”を示すことで、子ども自身が考える力を育てます。

5. まとめ 〜“違い”は“可能性”〜
発達に課題を抱える子どもたちは、
私たちが思っている以上に、大きな可能性を秘めています。
- できないこと
- うまくいかないこと
- 他の子と違う部分
それは、「足りない」ことではなく、
「その子にしかない個性」の現れかもしれません。
私たち大人が、その子の見方を少し変えるだけで──
「困った子」が「魅力的な子」に見えてくる。
そんな関わり方が、子どもたちの未来を明るく照らします。
どれみのびじょんの支援スタイル
私たちは、
- 理学療法士と看護師が協力し
- 感覚統合・原始反射・ビジョントレーニングの専門的視点を活かして
- 「その子らしさを大切にする支援」を日々行っています。
「困った」ではなく「どうすれば活かせるか」を一緒に考えていく。
それが、どれみのびじょんのスタイルです。

体験レッスン実施中です!
現在どれみのびじょんでは体験レッスン受付中です。
様々な活動や意味のある遊びを通じて子供たちの発達を促していくどれみのびじょんをぜひ体験してみてください!
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