【横浜市鶴見区】触覚を育てる感覚統合あそび スライムや粘土づくり

スライムや粘土などを作って遊ぶことで手の感覚が育ちます。

 こんにちは。どれみのびじょんの石川です。
 今回は感覚統合遊びとしてのスライムづくりをご紹介させていただきます。
 楽しみながらスライムを作って遊ぶことで得られる効果について今回はご紹介させていただきます。

スライムや粘土遊びや他の手への感覚入力を含む活動は、感覚統合や原始反射抑制、そしてビジョントレーニングの観点から多くの効果を持つ可能性があります。

1.ビジョントレーニング(Vision Training)

  • 手の活動は、視覚と手の動きを統合し、視覚運動調整を向上させるのに役立ちます。例えば、粘土遊びでは、子供が手で形を作る際に視覚的にその過程を監視し、手の動きを調整する必要があります。
  • このようなビジョントレーニングは、手と目の協調性を向上させ、読書、書き込み、手先の器用さなどの日常生活のスキルを向上させるのに役立ちます。

2.感覚統合(Sensory Integration)

  • 粘土遊びなどの手での感覚活動は、触覚、運動感覚、プロプリオセプション(身体の位置や動きの感覚)などの感覚統合を促進する場面を提供します。これらの活動は、脳が異なる感覚情報を処理し、適切に統合する能力を向上させるのに役立ちます。
  • 感覚統合のトレーニングは、発達障害や注意欠如・多動性障害(ADHD)などの状態で特に効果的であり、感覚過敏症や感覚過閾(sensorimotor gating)の問題を軽減するのに役立ちます。

3.原始反射抑制(Primitive Reflex Inhibition)

  • 粘土遊びなどの手の活動は、原始的な反射(赤ん坊が生まれたときに持っているが、成長とともに抑制されるべき反射)の抑制を促進することができます。手の活動は、手の動きを制御するのに関与する大脳皮質の発達を促進し、原始反射の抑制を支援します。
  • 特に、原始的な反射が発達遅延や学習障害の原因となる場合、手の活動はこれらの問題を軽減するのに役立ちます。

以上の効果は、個々の子供や成人のニーズや発達段階に応じて異なります。専門家の指導の下で適切なプログラムが組まれ、個々の状況に合わせて活動が選択されることが重要です。

 手のひらで粘土やスライムなど様々な感触を感じながら触れていくことで手のひらの様々な感覚が育っていきます。

手に触れた感じ(触覚)や力加減(固有受容覚)などの感覚が育つことで指先の細かい動きができるようになります。

 触れた感じや指先の力加減などの感覚が育っていくことで手を使った動作が上手になっていきます。
 特に触覚が鈍感や過敏なお子さんや力加減が苦手なお子さんなどにとても有効な遊びです。

では実際の様子のご紹介です。

お子さんからの声

 スライムづくりはポニョポニョした感じが気持ちいい、手の感触が気持ちいい、いろんな色を混ぜて面白い、などとても楽しみながら行うことができています。

保護者の方からの声

▶文字がきれいに書けるようになってきました。

 以前は殴り書きでしたがゆっくりと落ち着いて文字をかけるようになってきたそうです。

 これは固有受容覚の発達により指先の力加減が上手にできるようになってきたからだと考えられます。

▶1年中半袖短パンの服装でしたが長袖の服も着れるようになってきました。

 以前は服の肌触りなどが苦手で冬でも半袖短パンでしたが長袖の服も着れるようになってきたそうです。

 これは触覚の感覚統合が行われたことで触った感覚を適切に脳内で処理できるようになったからだと考えられます。

▶爪を噛む癖が減りました。

 以前より爪を噛む癖が減ってきたそうです。手への感覚刺激や運動などが原因であると考えられます。

 ただしこれは原始反射の抑制にアプローチしてことも要因であると考えられます。

どれみのびじょんでは子供達の個性や状態に合わせて適切なプログラムを立案します。

 どれみのびじょんではお子さんの状態に応じて今回のスライムづくりや粘土遊びなどその子にとって意味のある遊びなどでの運動メニューを立案し、サポートしながら実施していくことで、より効果的な効果を得ることができます。

 そしてなにより子供達が楽しみにスタジオに通って意欲的にレッスンをしてくれるのが脳の活性化につながります。
 楽しんで運動を行うことはビジョントレーニングの効果に大きくつながってくることです。
 どれみのびじょんは楽しみながらレッスンを行えることを大切にしています。

それによって感覚を育てつながりを強めていくことでつまづきの克服や才能開花を図っていきます。

 今回紹介させていただいたスライム遊びでは触覚や固有受容覚(力加減)のつながりを強めることを目的としていましたがお子さんによって必要な要素は異なります。

 どれみのびじょんではそのお子さんにとって必要な要素を見極め、そのお子さんが必要とする感覚刺激が得られる意味のある遊びなどを通じてつまづきの克服や才能開花を図っていきます。

体験レッスン実施中です!

 現在どれみのびじょんでは体験レッスン受付中です。
 様々な活動や意味のある遊びを通じて子供たちの発達を促していくどれみのびじょんをぜひ体験してみてください!
 体験レッスンの詳細は下記リンクからご参照ください。

投稿者プロフィール

IshikawaTakashi
IshikawaTakashi

よろしければフォローお願いします!